Archive for 12月 2008

Web サイトの更新

しばらく放置していた仕事用の Web サイト http://www.teshigoto.net/ を久しぶりに更新してみた。とはいっても中身にはほとんど手を加えず、もっぱら体裁に関わる部分を修正した。おもな変更点は次のようなものである。

  • HTML 4.01 から XHTML 1.0 Strict に移行した。
  • 従来メニュー表示を JavaScript で処理していたところを、XHTML で直接記述するように変更した。
  • ビジュアルデザインを変えて、例の LCARS 風味をほんのわずかだが加えてみた。
  • favicon を設定した。
  • XHTML と CSS についての validation check を全ページに対して実施した。

本当はもっとビジネス系のデザインにしたかったのだが、結果的には趣味的なものになってしまった。ヘッダ部にビルディングとか働く人々などのストックフォトを貼り付けると、それらしい雰囲気になりそうなのだが、とりあえずこのまま様子を見てみようと考えている。

GIMP での印刷

最近、Photoshop から GIMP に鞍替えした。インストールはしてあったものの、本格的に使うことなく放ってあった。しかし、ちょっとした画像を印刷をしなければならないことが出てきたので、久しぶりに GIMP を起動した。Photoshop とは微妙に異なるユーザインタフェースに苦労しながらも、画像原稿をなんとか仕上げて印刷したところ、指定の用紙サイズを大幅に上回るような大きさで印刷されたような状態になってしまった。印刷サイズと解像度の設定が適切でないかのような状況である。まさかと思いつつも解像度などの数値を確認したが、問題はないように見える。どうしても原因がわからなかったので、試しに以前 Photoshop で印刷したことがあるデータを GIMP に読み込んで印刷してみたところ、これもやはり同じような結果になってしまった。こうなると GIMP に問題があるのかもしれないと思ったが、Web で検索してもこのような不具合が報告されている気配がない。GIMP の使用をあきらめようと考えたが、GIMP の Web サイトに新しいバージョンがリリースされていたので、ダメだろうと思いつつ新版をインストールしてみた。そうしたらなんとこの問題が解決してしまった。おかしな挙動をしていたバージョンは 2.6.1 で、新しく入れ替えたものが 2.6.3 になる。GIMP に原因があったのか、あるいはプリンタドライバとの関係に問題があったのか、分からないがとりあえずもうしばらくは GIMP と付き合えそうだ。

Python 2.6 と Python 2.5 を混在させる

Google App Engine の動作環境は Python 2.5 ということになっているが、Python 2.6 でも一応動作することを確認できた。ただ、本当に小さなプログラムを動かしただけなので、ライブラリの互換性などで問題が出てくる可能性はある。今後、Python のバージョンに起因する不具合が発生したら Python 2.5 に戻せばいいだけなのだが、これに関連して Python の複数バージョンを混在させる方法をメモしておく。

ソースコードから何も考えずにインストールすると、/usr/local/bin の下に実行ファイルが二つと config ファイルが一つできる。インストールしたバージョンが 2.6 であれば、実行ファイルは python と python2.6 という名前になっていて、中身は同じものである。config ファイルについては、python2.6-config というファイルとともに、python-config でシンボリックリンクが張られる。そこで複数バージョンをインストールしたときには、一度 python だけを削除してしまい、python2.5 や python2.6 へシンボリックリンクを付け変えることで、バージョンを変更することができる。このとき python-config のほうも同様に切り替える。

lrwxrwxrwx? 1 root root?????? 9 12月 15 16:23 python -> python2.6*
lrwxrwxrwx? 1 root root????? 16 12月 15 16:23 python-config -> python2.6-config*
-rwxr-xr-x? 1 root root 3631845 12月 15 16:05 python2.5*
-rwxr-xr-x? 1 root root??? 1424 12月 15 16:14 python2.5-config*
-rwxr-xr-x? 1 root root 4235147 10月 23 19:43 python2.6*
-rwxr-xr-x? 1 root root??? 1424 10月 23 19:52 python2.6-config*

ライブラリは始めから /usr/local/lib/python2.5、/usr/local/lib/python2.6 のようにバージョンごとに分かれているので、特に手を入れる必要はなさそうだ。いまのところ、この方法で問題は起こっていない。Python 3.0 についてはまだ見ていないが、これと同じやり方が適用できる可能性はあると思う。

localhost

久しぶりに Google App Engine のローカルサーバを立ち上げようとして、localhost でアドレスが引けなくなっていることに気付く。/etc/hosts を見てみると、必ずあると思っていた 127.0.0.1 の記述が無い。いつもなら localhost という名前で OS をインストールしてから、改めてホスト名の設定を行っていたのだが、現在の CentOS 5 の場合はインストール時から完全なホスト名を指定していたので、hosts ファイルに 127.0.0.1 の記述が入らなかったのかもしれない。このアドレスを追記したら GAE サーバも問題なく立ち上がった。

ちなみに GAE サーバを起動するとき、dev_appserver.py に -a オプションを指定すれば、localhost 名以外でもアクセスできることが分かった。

菌類のふしぎ展

上野にある国立科学博物館で開催中の「菌類のふしぎ展」を見に行く。きのこ、カビ、酵母などの菌類を多量の標本や資料で紹介している展示会。漫画「もやしもん」に登場するキャラクターも会場のそこら中に出没している。標本の展示そのものは一見すると地味なのだが、解説を読むうちにどんどん興味を引かれていく。これは私だけではないようで、会場のあちらこちらで渋滞が出来ていた。きのこの標本には、そのまま乾燥させたものや、樹脂に閉じ込めたものなどがあったが、その中で樹脂をきのこ本体に染み込ませて作られた標本(樹脂浸潤標本?)が非常にリアルで、本当に実物を見ているような感じがする。

きのこの標本

きのこの樹脂浸潤標本

菌類とは直接関係ないのだが、展示物のディスプレイ方法がとてもユニークであった。すべてが段ボールで作られているのだ。標本などを乗せている展示台の天板も足も段ボールだし、説明や写真を掲載するパネルも段ボールだ。とてもシンプルだけど、安っぽさは感じない。この段ボールにはお楽しみがあって、「もやしもん」の作者がサインペンか何かで直筆したキャラクターがあちらこちらに顔を出していて楽しい。「もやしもん」のファンと思われる人たちは、このキャラクターを探しては写真を撮っていた。ちなみに会場内は撮影 OK になっていたのも、こういうところでは珍しいと思う。

会場入口

会場入口

とにかく展示されている標本の数が半端ではないので、すべて見終わった後はお腹一杯の状態であった。イベントの告知情報では「もやしもん」キャラが前面に出ているので、来場者も若い人が多いのかと思っていたら、意外なことに年配の方達も大勢来ていて、それこそ年齢、性別を問わずの大盛況だ。冬休みシーズンを避けて早めに行っておいてよかった。休みに入ってしまったら、恐らく大混雑状態になると思う。

P.S. 帰りに上野駅の構内で、きのこ蕎麦を食べた。

Novatel Wireless 社の MiFi

Novatel WirelessMiFi というポータブルな無線 LAN アクセスポイント・デバイスをリリースするようだ。要するに コミューチュア社が販売する PHS300 と同じような製品なのだが、PHS300 とは違って携帯端末を外付けする必要がなく、ほぼカードサイズに見える本体内に携帯端末の機能も組み込まれているようだ。もしこれが国内でも販売されるのであれば、iPod touch と組み合わせることで私にとってのかなり理想的なモバイル環境が構築できるので期待してしまう。

Google Native Client

Google が「Native Client」という仕掛けを発表した。ActiveX とか Java Applet のように Web アプリケーションの中で、クライアント環境のバイナリコードを直接動かす、というものらしい。すでにサンプルを作って試している賢者もいる。そういったレポートを読むと、たしかに高速でアプリケーションが動作するようだ。Java のような VM が介在することなく OS に直接アクセス可能になっているところがキモのようだ。もちろんそれ相応のセキュリティ対策もあって、多段サンドボックス方式が採用されているらしい。この Native Client の登場によって、最近よく目にする RIA の開発環境が充実してきたことになるのだろう。そして RIA が高度になっていけば、それにしたがってブラウザの OS 化も進んでいくに違いない。とはいえ、これまで ActiveX に対しては相当な拒否感を持ってきたわけで、これが Google の Native Client だったらまあいいか、となってしまいそうな自分がなさけない。

神々のWeb3.0

「神々のWeb3.0」(小林雅一 著、光文社ペーパーバックス)を読了。CGM とか集合知というキーワードに代表される Web2.0 に続く Web3.0 では「人間関係のネットワーク解析」と「リコメンデーション」が重要な要素となる、という前提で、今後 IT 技術がこれらの概念をどう取り込み、オンラインサービスがどのようなビジネス形態で展開されていくかを考察していて、それなりに面白く読むことができた。ただし、佐々木俊尚氏がすでに大量の著作で述べていることと大体同じような内容が、佐々木氏と類似の視点で書かれているように見えてあまり新鮮な感じはしなかった。

実は「神々のWeb3.0」といういかにもなタイトルと、表紙に書いてあった「ティム・オライリーと読み解く仮想世界」という惹句に釣られて本書を購入してしまった。確かに巻末にはオライリー氏へのインタビューが掲載されていて、恐らく著者はこのインタビューに触発されて本書を書いたのかもしれないが、それにしてもこのキャッチコピーはちょっと大げさかな。

以下、目次を引用。

はじめに — 人間関係に浸透するメディア
第1章 誰も傷つかないコミュニケーション — 「身近な共感」がプロ作家を駆逐し始めた
第2章 メディアの構造変化とアテンション・エコノミー — ユーザーの「興味」を金に換えろ
第3章 私だけのラジオとテレビ放送局 — 「ライセンス方式」で素材化するコンテンツ
第4章 「次世代検索エンジン」のグーグル打倒宣言 — セマンティック・ウェブの理想と現実
第5章 ソーシャル・グラフ — 他人の試行を伝えるビーコンとウィジェットの迷宮
第6章 アンドロイドはモバイル・オープン化の夢を見るか — 携帯電話が開放される日
第7章 メタバース — ブラジルと電脳遊園地の狭間で
あとがき — 神々への跳躍
巻末付録 — Web2.0 の提唱者 Tim O’Reilly インタビュー? 発想法から今後のトレンドまでを語る
参考文献
謝辞

超小型のプロジェクター

打ち合わせの場でプロジェクターを使いたいと思っても、客先の会社などではいつも利用させてもらえるとは限らない。かと言って1kg前後のノートPCを持ち歩くだけでもヒイコラ言っているのに、それに加えてプロジェクターなんて考えただけでも気が遠くなる。それ以前にそんなものを手に入れるだけの財布の余裕が全くない。そんなわけで自前のプロジェクターを所有するなんてのは夢のまた夢と思っていたのだが、こんなのが出るらしい。これだったらPCと一緒に持ち歩いても楽勝だし、財布のほうもがんばればなんとかなるかもしれない。だけどこんなに小さくて、ほんとうにまともな映写ができるのだろうか。実際の投影画面を見てみたい。
AD-MP15 全体像AD-MP15 を手で持った様子

Emacs のキーバインド

Emacs をバージョンアップしてから一部のキーバインドが以前と変わってしまったことに気付いた。気になりつつもこれまでは何とか使ってきたが、改めて調べると Emacs22 で大幅な変更があったようだ。自分はそれほど多くのコマンドを使うわけではないのだが、ちょっと戸惑ったのがマークセットとマーク領域のレジスタコピーだ。

  • マークセット : 旧)C-SPACE → 新)C-SPACE-SPACE
  • レジスタコピー : 旧)C-x x N → 新)C-x r x N (N はレジスタ番号)

実はマークセットは C-SPACE でも同じように機能するのだが、その後のカーソル移動で選択範囲を反転表示しなくなった。以前通りの反転表示をするためには、マークセットを C-SPACE-SPACE としてやる必要がある。 レジスタコピーは頻繁に使うので、旧コマンドを指が完全に覚えているため、これを切り替えるのに苦労している。

C-x x N では同時に複数のコピーを持てるが、これまではコピーがひとつしかないときでも使っていた。しかしキー入力がたったひとつ増えただけで、格段に操作感が悪くなってしまった。これからは M-w/C-y を併用したほうが良さそうだ。