Archive for 7月 2008

Googleを支える技術

読みかけのまま長い間ほったらかしになっていた本書をようやく読了。Google という会社は何かとてつもなく飛び抜けた技術を使ってサービスを提供しているわけではなく、普通に知られている技術やアルゴリズムを上手に利用し、自分たちのニーズに合わせて地道に改良を重ねている、ということが分かった。

また、20% ルールばかりが取り上げられる開発体制にしても、実際の開発工程ではコードレビューやドキュメント作成が必須であったり、コーディング規約が厳密に決められていたり、さらにテスト工程専門のチームがいて十分以上のコストを掛けているなど、ソフトウェアの開発工程としては極めて普通のことを愚直なまでに実践している点などは感動的ですらある。世界中から集まる上級クラスの優秀な技術者たちが、このような体制を窮屈と感じないのかな、とも思うが、きっとそんなことよりも新しいプロジェクトを立ち上げ続けることへのモチベーションの方がはるかに高いのだろう。我が身を振り返ってみると、納期を理由にコードを書きっぱなしにしてしまうことなどもあるが、ここは Google をお手本にして仕事を進めるようにしたいものだ。

本書ではソフトウェアだけでなく、ハードウェアの運用コストについても述べられている。確かに Google のサーバ群は私たちが利用している PC と同程度のもので構成されている。しかし、その数が桁違いであり、そのことによって一般的なオフィスなどとはまったく別次元の世界が現れてくることが分かる。特に電力の効率的な運用に関する記述はとても興味深かった。

イー・モバイルのデータ通信カード

これまでノートPCを持ち歩く機会がほとんど無く、たまに持って行くところでは自由にLAN接続を利用できるため、公衆LANの利用とかデータ通信カードの導入を真剣に検討してこなかった。ところが最近になり出先でネット接続を必要とすることが増えてきた。そこで以前から気になっていたイー・モバイルの「EMモバイルブロードバンド」サービスを契約することにした。端末はゼロ・インストール対応という仕様に惹かれてUSBモデムタイプにした。丸っこいデザインのアレ(USBモデムタイプ D02HW)である。料金プランはスーパーライトデータプランというのを選んだ。これだと使用量が少ない月は支払いが1,000円で済む一方で、支払いの上限が4,980円に設定されている。イー・モバイル社のWebサイトから直接オンラインで購入申込みをしたのだが、1週間掛からずに商品は到着した。取説を見て分かったのだが、ゼロ・インストールといってもユーティリティをインストールする必要があった。しかし、インストーラが起動してしまえば、何もすることはなく、その後も通信関係のパラメータなどを入力するといったこともなく、そのまますんなりとインターネットに接続できてしまった。まだ十分に使い込んでいるとは言えないが、実際に出先での接続もうまくいったし、いまのところ使用中にストレスを感じるようなことは経験していない。出先での利用頻度を考えると、月額4,980円というのはちょっと微妙な気もするが、メインで使っている光回線のバックアップも兼ねると思えば悪くない投資だろうと思う。